COPDの患者さん
慢性閉塞性肺疾患、COPDの患者さんは、肺機能が低下しているため、知らず知らず、呼吸を多くしています。
呼吸するには、筋肉を使うので、エネルギーが必要です。エネルギーを得るためには、食べる必要がありますが、食べる量には一定の限界があります。
呼吸に負担がかからないような食事はあるのでしょうか。
呼吸商
呼吸商 = CO2排出量 / O2消費量
呼吸商という概念があります。体全体で、消費したO2と排出したCO2の比率のことです。この呼吸商は、食事(栄養素)によって違うことが知られています。
呼吸は、酸素を取り入れるためだけではなく、二酸化炭素を排出するために行います。血中のCO2が上昇すると、呼吸中枢が反応して、自然に呼吸がされています。(夜間眠っている時や、何かに夢中になっている時は、呼吸を意識していないですよね)
COPDの患者さんにとっては、呼吸することが大変なわけです。しんどいわけです。できるだけ、呼吸を減らすためには、排出するCO2を減らしてやれば良いという考え方があるわけです。
| 栄養素 | カロリー(kcal/g) | 呼吸商 |
| 糖質 | 4 | 1.0 |
| 脂質 | 9 | 0.7 |
| タンパク質 | 4 | 0.8 |
同じ量の食事をするなら、糖質よりも脂質の方がカロリーが高く、呼吸商が低いです。COPDの患者さんには、脂質を補充するような栄養補助食品が適しているわけです。