呼吸と食事は関係あるの?

確認テストをしませんか?ここをクリックしてください。

COPDの患者さん

慢性閉塞性肺疾患、COPDの患者さんは、肺機能が低下しているため、知らず知らず、呼吸を多くしています。

呼吸するには、筋肉を使うので、エネルギーが必要です。エネルギーを得るためには、食べる必要がありますが、食べる量には一定の限界があります。

呼吸に負担がかからないような食事はあるのでしょうか。

呼吸商

呼吸商 = CO2排出量 / O2消費量

呼吸商という概念があります。体全体で、消費したO2と排出したCO2の比率のことです。この呼吸商は、食事(栄養素)によって違うことが知られています。

呼吸は、酸素を取り入れるためだけではなく、二酸化炭素を排出するために行います。血中のCO2が上昇すると、呼吸中枢が反応して、自然に呼吸がされています。(夜間眠っている時や、何かに夢中になっている時は、呼吸を意識していないですよね)

COPDの患者さんにとっては、呼吸することが大変なわけです。しんどいわけです。できるだけ、呼吸を減らすためには、排出するCO2を減らしてやれば良いという考え方があるわけです。

栄養素カロリー(kcal/g)呼吸商
糖質41.0
脂質90.7
タンパク質40.8

同じ量の食事をするなら、糖質よりも脂質の方がカロリーが高く、呼吸商が低いです。COPDの患者さんには、脂質を補充するような栄養補助食品が適しているわけです。

確認テストをしませんか?ここをクリックしてください。

胸腔ドレーン抜去の基準は?

確認テストをしませんか?クリックしてください。

呼吸器外科、開胸術後には、胸腔ドレーンを留置します。胸腔内に貯留する胸水、出血、空気漏れを見るためのものです。

呼吸器外科術後には、胸腔ドレーンが抜ければ、峠を越えたもので、ひと安心できます。

しかし、むやみに抜いて良いものではなく、抜去するための条件があります。

  • エアリーク:空気漏れがあるときは、絶対に抜いてはいけません。抜いた後で、肺が胸腔内に空気がたまり、肺が凹み虚脱し、皮下気腫を生じます。再度ドレナージをすることになるからです。
  • 排液の量:1日に200ml以下が目安になります。術後の日にちが進めば、排液量も少しずつ減ってきます。200mlを目安に抜くかどうかを判断していますが、患者の体格にもよるので、目安として考えてください。
  • 排液の性状:漿液性、淡血性、膿性、血性、乳糜性。術後の経過で、徐々に色が薄く淡血性に変わっていきます。感染をきたせば膿性になります。出血をきたせば血性になり、再手術を行う必要があるかもしれません。乳糜性は胸管の損傷により起こり、乳白色の排液になります。

胸腔ドレーン抜去基準。確認テストをしませんか?クリックしてください。

2020/06/09 at Kyoto Yamashiro Medical Center